先生のお話しとは....

入院9日目

 

今日の先生からのお話に間に合うように、早めの支度をしていると.....

案の定、娘があーだこーだと私に絡み出していた。

私「もう時間に遅れちゃうから、お支度の邪魔しないでください!」

娘「どうしても、私を連れて行ってくれないのね~、じゃあ、大きい声で泣くからね~」

私「どうぞ、どうぞ。泣いても行くの!何と言われてもダメ。」

娘「うぇ~ん」

本当に大きな声で泣きだしたが、パパがその声に起きて来た音を聞いて、ピタリと泣くのを止めて、袖で涙を拭いてた。

 

そんなこんなで、待ち合わせ時間ギリギリに病室に到着。

母は、会うたびに入院前の母に戻っていく気がしていて安心できた。

 

母「靴下持ってきてくれた?」

私「何のこと?留守電入れたの?ごめん聞いてない!」

母「あら残念。しょうがない、売店で買う。」

 

そんな話をしていると看護婦さんから先生から画像を見ながら説明するのでこちらにいらしてください。

とナースステーションに通された。

 

隣では、婦長さんなのか?電話でお金の事をいろいろと話していた。

グッドニュースではなさそうな声で話しているので、少し気になった。

先生は、いつもの事のように、何も気にせず淡々と話し始めた。

 

まずは、母にMRIの画像を始めてみますね!と言い、最初の画像から説明してくれた。

そして、1日目、2日目....と日にちごとの画像を見せてくれ、やはり、入院して24時間以内に数か所、少量の脳出血が起きていて、今は、吸収され?以上はありません。みたいな話をしていた。そして、ワーファリンという薬の不安定さを説明して、新薬に変えてみたいと思う。その薬は高額な薬だが、とても扱いやすく定期的に血液検査をする必要がないとか..説明をしてくれた。でも、金額を聞くとワーファリンの50倍の値段だった。75歳過ぎの母は後期高齢者医療書なので、年金でも払っていけそうな金額なので、そちらの薬に変えてもらうことになった。

そして、退院計画としては、来週リハビリの先生とも話し合うが、おそらく、退院後すぐに自宅に戻ることは難しく、他のリハビリ病院に転院してからになると思う。という説明を受けて、母と顔を見合わせて、二人でびっくり顔になった。そして、転院するとしたら、どのくらいですか?と聞くと、病院を探して、その病院のベッドの空きがでてからなので、なんとも言えません。とのことだった。

 

結果、先生の話は、薬が変わること、入院はもうしばらくかかりそうなこと。ということだ。先生との話が終わり、母とまだまだ入院だね!でもしょうがないか?みたいな軽い会話をして自宅に戻った。

 

帰りに病院の玄関まで送るわと母が玄関まで来て、少し外の空気が吸いたいと、一歩外に出て、

母「寒いね!でも気持ちがいい!」

 

少し、ほんの少しだけ、戻りたくない感じがでていた。

 

元気なうちに家族と思い出いかがですか?

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