入院21日目 お誕生日

今日は母の77回目のお誕生日

 

娘と母の大好きな、TOP'sのチーズケーキとお花を買って病院に向かった。

ケーキが苦手な娘に、ニコニコクリームパンも買って行った。

 

母といつものディルームに行って、🎂と7のろうそく2本を立てて、さすがに火はつけなかったけど、娘と2人小さな声でHappybirthdayの歌を歌った。母はとっても喜んで、火を消す真似をして盛り上がった!

 

娘「ばぁば、ケーキ楽しみにしてたんでしょ?全部食べてよいよ!」

母「〇〇ちゃんも食べてみな~!おいし~いよ~!!」

娘「そんなに美味しいの~??じゃあ、ちょっとだけ食べてみようかなぁ...?」

そして、私が1㎝くらいの厚さに切って、紙皿にとってあげる。ちょっとだけフオークで切って食べてみた!.......

娘「おいしい~!!これ〇〇の好きな味だ~!」

と言って、1㎝をペロッと食べて、もう少し食べたいなぁ...!とお代わりをした。

母も明日の分を残して、娘と二人で美味しい、美味しい!と食べていた。

 

母が入院して3週間。

失語の言葉が詰まる感じも今は全然しない。昔の事も今の事も普通に話ができているけど、やはり痩せたなぁ...と感じた。でも、先生が宿題もいっぱいだしてくれるので、甘いものがとっても食べたくなるらしい。来週先生から病状の説明があるから来てくださいといっていたよ!と母から聞いた。

何の話なのだろうか?もう退院できるのか?それはとっても嬉しい事だが、今、いきなり退院が決まっても、正直母も私も戸惑ってしまう。通院になったとしても、ずっと一人で昔のような生活はできるのだろうか?母もまだずっと一人は不安らしい。

 

その晩、Amazonで山田規畝子「壊れた脳、生存する知」を購入。

整形外科医の女医さんが高次脳機能障害になってからのお話。

医者として、モヤモヤ病から始まり、脳出血脳梗塞など数回に経験した体験談。すごく興味深く、母の心細さが腑に落ちるというか、色々と勉強になるおすすめ本です。

その中で、昨日できたことが今日できない。ということを読んで。まさしく、母と私の不安はそこにあるんだろうなぁ...と思った。そこがズバリ母の自信の無さに繋がってくのだろう。日によって、元気になれたり凹んだり。リハビリがうまくできたりできなかったり。毎日一喜一憂。今は頑張るしかないと思って頑張っているけど、ふと、不安な思いだけがとめどなく出てきそうな自分に、そちらに傾かないよう、傾かないよう日々緊張しているのかもしれないと....。私も一瞬不安になる。

来週は、どんな話になるのだろうか?